サプライチェーンリスクマネジメントとは?
リスクの種類やポイントを解説

サプライチェーンリスクマネジメントとは?リスクの種類やポイントを解説

自然災害やパンデミック、企業に対するサイバー攻撃が頻発するなか、企業経営でサプライチェーンリスクマネジメントの重要性が高まっています。特に、多くの国・地域にサプライヤーが分散する現代では、リスクの把握とその対策は重要な要素です。

本記事では、サプライチェーンリスクマネジメントの概要や目的、想定されるリスクの種類を解説します。企業が取り組むべき内容や実施のポイントも紹介するため、ぜひご一読ください。


▶監修:近藤 元博(こんどう もとひろ)

肩書:愛知工業大学 総合技術研究所 教授

プロフィール:1987年トヨタ自動車に入社。分散型エネルギーシステム、高効率エネルギーシステムの開発、導入を推進。「リサイクル技術開発本多賞」「化学工学会技術賞」「市村地球環境産業賞」他 資源循環、エネルギーシステムに関する表彰受賞。

その後、経営企画、事業企画等に従事し、技術経営、サプライチェーンマネージメント及び事業継続マネジメント等を推進。

2020年から現職。産学連携、地域連携を通じて環境経営支援、資源エネルギー技術開発等など社会実証に取組中。経済産業省総合資源エネルギー調査会 資源・燃料分科会 脱炭素燃料政策小委員会 内閣府国土強靭化推進会議 委員他



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サプライチェーンリスクマネジメントとは

サプライチェーンリスクマネジメントとは、サプライチェーンに影響を与える生産・物流遅延といった平時のリスクに加え、自然災害やハッキングなどの有事のリスクも含めて評価・分析し、リスクを最小限に抑えるための施策を実施するプロセスをさす用語です。

企業活動は、原材料、素材、部品の調達から生産・販売・消費・アフターサービスまでの一連のプロセスであるサプライチェーンに支えられています。

サプライチェーンは部品を供給するサプライヤー、商品を共同開発する提携企業、消費者へ商品を届ける配送業者など、多くの企業で構成されています。近年では、グローバル化やビジネス環境の変化のなかで、IT技術の発展に伴いブロックチェーンなどの新技術が登場している点も特徴です。

さらに、ECの普及により、商社や代理店を経由せず直接海外のエンドユーザーをターゲットとしたビジネスも拡大しています。

こうした状況下で、サプライチェーンの一部で問題が発生すると、その影響は該当部分だけでなく、商品の製造から販売に関わる多くの企業に波及します。場合によっては商品の販売停止に追い込まれ、企業の業績に悪影響を及ぼしかねません。

サプライチェーンリスクマネジメントは、複雑化したサプライチェーンのもとで、問題の発生を防ぎ、問題発生後の復旧の迅速化を図るプロセスとして注目されています。

また、海外サプライヤーとの取引は従来の国内取引に比べ、言葉や文化、商慣習が日本とは異なるため、より高いリスク管理能力が求められます。そのため、各プロセスの情報を一元的に管理して全体最適を実現するには、サプライチェーンリスクマネジメントの導入が重要です。

なお、サプライチェーンリスクマネジメントは、サプライチェーン全体の最適化・効率化を目指すサプライチェーンマネジメントのなかでも、特にリスク管理に焦点を当てたものです。

サプライチェーンマネジメントについてより詳しく知りたい方は、以下の記事もあわせてご覧ください。

▶関連記事:サプライチェーンマネジメント(SCM)とは?対象やメリット・デメリットなどを解説

サプライチェーンリスクマネジメントの目的

サプライチェーンリスクマネジメントの主な目的は、商品やサービスを安定的に顧客へ提供することです。

前述のとおり、近年では多くの企業が複数のサプライヤーと連携しているため、リスクマネジメントは重要な課題となっています。目的を達成するためには、サプライチェーンに存在するリスクを事前に把握し、リスク低減に向けた施策を講じてサプライチェーンを強靭化することが重要です。
 

サプライチェーンで想定されるリスク    

サプライチェーンで想定されるリスクは、環境リスク・地政学リスク・経済リスク・技術リスク・企業情報の開示リスクの5つに大きく分けられます。各リスクの特徴を具体例とともに解説します。

環境リスク

環境リスクは、自然災害や気候変動による被害に加え、新型コロナウイルス感染症のような感染症の拡大によって引き起こされるリスクです。

例えば、2018年に西日本で発生した集中豪雨では、自動車部品メーカーの工場が被害を受け、その影響で完成車メーカーの工場も操業停止に追い込まれました。世界的に温暖化が進行し、気候変動が加速しているなか、今後も降雨災害などの増加が見込まれるため、対策の重要性が高まっています。

また、人を介して感染が広がる新型コロナウイルス感染症では、対策として外出制限などが行われました。これにより、人だけでなく物流にも制限が生じ、サプライチェーンの途絶や世界経済の悪化を引き起こしました。そのため、エピデミックやパンデミックを重大なリスクとして認識する企業が増えています※。

さらに、近年は気候変動対策への取り組みが世界的な潮流となるなか、多くの企業がサプライチェーン全体の脱炭素化を進めています。2023年4月に活動を開始した「GXリーグ」にも、グリーントランスフォーメーションの推進を目的として、多くの企業が参画している状況です。

GXリーグでは、参画した企業自らが温室効果ガス削減目標を設定し、排出権取引(GX-ETS)を通じて目標達成に取り組みます。2023年度から2025年度までは「第1フェーズ」に指定され、排出権取引を本格導入するための準備期間として位置付けられました。

このような背景から、再生可能エネルギー由来の電力使用をサプライヤーに義務付ける企業も登場しており、対応が不十分な企業はサプライチェーンから外れてしまうリスクもあります。

※出典:経済産業省「令和3年版通商白書」

地政学リスク

地政学リスクは、サプライチェーン内の国や地域で起きる政治・経済・取引規制に関するリスクです。具体的には、対象地域での紛争や社会的不安、関税や貿易規制などが挙げられます。

例えば、大規模なデモやストライキで都市機能が停止すると、その地域に営業拠点を持つ企業は営業活動の継続が困難となる場合があります。輸送に必要な幹線道路や公共交通機関が利用できなくなるケースもあり、サプライチェーン全体に多大な影響を与えます。

また、石油やレアメタルなど一部の鉱物資源は、特定の国・地域への依存度が高くなっている現状です。このような地域で紛争や災害が起きると、原材料の調達が途絶えるリスクも発生します。

そのため、日本政府は「経済安全保障推進法」で特定重要物資を指定し、それらの安定供給の確保に取り組む企業を支援することで、サプライチェーンの強靱化を図ろうとしています。なお、特定重要物資には半導体や天然ガス、医薬品、重要鉱物などが指定されています。
 

経済リスク

経済リスクは、部品や原材料の供給不足、需要の急激な減少、燃料価格の高騰、規制要件の変更などの要因によって生じるリスクです。

例えば、取引先の国・地域で関税が引き上げられた場合、輸出する企業は販売価格を引き上げるか、企業が関税分を負担するかの対応を迫られます。結果として、製品コストが上昇し、企業の利益を圧迫するリスクが生じる可能性があります。
 

技術リスク

技術リスクは、サイバーセキュリティへの攻撃や情報漏えい、ロジスティクス上の問題などによって生じるリスクです。

例えば、2022年2月、トヨタ自動車株式会社のサプライヤーである小島プレス工業株式会社がランサムウェアに感染し、同社の全ての国内工場が稼働停止に追い込まれました。

また、2024年4月、江崎グリコ株式会社で基幹システムの切り替え作業を行った際に大規模なシステム障害が発生し、チルド商品の遅配や欠配が発生しました。

このように、近年では多数のサプライヤーが企業活動に関与するなかで、サイバー攻撃やシステム障害などのリスクが高まっています。
 

企業情報の開示リスク

企業情報の開示リスクは、財務情報や事業内容などの開示に関するリスクです。

企業は、株主をはじめとするステークホルダーに対し、現在対応すべき社会課題への適切な情報開示と理解の促進を図らなければなりません。

適切な情報開示を行われなければ、業績が好調でもステークホルダーから正当に評価されない可能性があります。場合によっては、開示不足を理由に取引先として不適切と判断されるリスクもあります。

また、EUが導入したCSRD(企業サステナビリティ報告指令)やISSB(国際サステナビリティ基準審議会)が策定した国際的な開示基準の影響により、日本企業も報告義務が課せられる可能性があります。

このようなサステナビリティに関する報告義務に備えるため、サプライチェーンを展開する各国・各地域でサステナビリティやEHSデータ(環境・健康・安全に関するデータ)を収集できているかを確認し、継続的に蓄積・報告する仕組みの構築が重要です。
 

サプライチェーンリスクマネジメントで取り組むべき内容

サプライチェーンリスクマネジメントでは、サプライチェーンが抱えるリスクへの対応が重要です。以下では、リスクの影響を最小限に抑えるために平時から取り組むべき内容と有事を想定して事前に対応すべき内容を解説します。
 

脆弱性の評価

サプライチェーンが抱えるリスクに対応するには、自社だけでなく関連企業を含めたサプライチェーン全体に対しての脆弱性の評価・分析を行う必要があります。

関連企業を含めた潜在リスクを洗い出した後は、リスクの内容に応じた対策を講じるとともに、どのリスクから優先して対応するかを決めることも重要です。有事に複数のリスクが同時並行で起こった場合、あらかじめ優先順位を決めておくことで、迅速かつ円滑に対応しやすくなります。
 

商品・サービスの品質管理と安全性の確保

サプライチェーンが抱えるリスク低減には、各サプライヤーが提供する製品やサービスの品質向上と安全性の確保が重要です。

サプライチェーンの各段階で適切な品質管理を行い、定期的な確認を実施することで、商品やサービスの安定的な提供に繋がります。ISO9001(品質マネジメントシステム)をはじめ、国際的に標準化された規格を導入する方法も有効な選択肢です※。

※出典:一般社団法人日本能率協会 審査登録センター「ISO9001(品質マネジメントシステム:QMS)」
 

企業の社会的責任(CSR)への配慮

近年、企業に対しては環境問題や人権・労働問題などに関する社会的責任(CSR)が求められています。サプライチェーンマネジメントでも、それぞれに対する配慮が必要です。

例えば、環境問題ではカーボンニュートラルの実現に向けて、自社だけでなくサプライチェーン全体での排出量の把握と削減を求める動きが進んでいます。

人権・労働問題では、従業員が健康で安全に働ける環境の整備が求められています。これは、長時間労働や強制労働などの劣悪な労働環境が発覚した場合、ビジネス上のリスクになり得る上、企業のブランドイメージの低下に繋がるためです。
 

サプライチェーン全体でのセキュリティ管理

デジタル化が進む現在、ランサムウェアや標的型攻撃による被害が企業で増加しています。特に、近年はサプライチェーンの弱点を悪用した攻撃が増加しており、サプライチェーン全体のセキュリティ強化が喫緊の課題です※。

また、大企業ではセキュリティ対策が進む一方で、サプライチェーンのなかには対策が不十分な企業も存在します。自社のセキュリティ対策だけでなく、各サプライヤーを含めたセキュリティ対策が必要です。

※出典:独立行政法人情報処理推進機構「情報セキュリティ10大脅威」

有事を想定した事前準備

有事の際には、在庫の確保が困難になったり納期の遵守が難しくなったり、様々な影響が及ぶと考えられます。

そのため、環境変化によってどのような影響が及ぶのか、事前にシナリオを策定して具体的な行動を計画することが大切です。有事の際に、的確な判断・行動を取るためにも、検討した対策はシミュレーションを行いましょう。

有事の被害を最小限に抑えるためには、事業計画書の策定や、対応策を実施するための体制づくりなども有効な手段です。
 

サプライチェーンリスクマネジメントを実施する際のポイント

サプライチェーンリスクマネジメントでは、サプライチェーンで想定されるリスクを把握し、具体的な対策を検討して実行します。対策実施後の検証とサプライチェーン全体の継続的な監視も重要です。以下では、ポイントごとに具体的な内容を解説します。

サプライチェーンリスクの分析と評価  

サプライチェーンリスクマネジメントでは、まずリスクの全体像を把握するために、サプライチェーンの現状分析を行います。例えば、サプライチェーンの構造や各プロセスで扱われる商品・資金・情報の流れを可視化することなどが挙げられます。

その後、特に重要なリスクを特定し、分析・評価します。リスク分析では、各リスクの発生可能性や発生頻度、リスクによるサプライチェーンへの影響を評価することが大切です。

各リスクをマップに落とし込み、サプライチェーン全体のリスクをわかりやすく図表化することで、明確に把握しやすくなります。
 

具体的な対策の検討と実施

次に、サプライチェーンリスクの分析を踏まえて具体的な対策を検討します。対策の内容は、分析したリスクにより様々です。

例えば、自然災害によって部品の供給が途絶するリスクに関しては、調達先の分散や代替調達先の確保が挙げられます。上流や下流に位置するサプライヤーに対し、BCP(事業継続計画)の策定や内容の確認を求めることも対策のひとつです。

情報セキュリティに関するリスクには、ランサムウェアやマルウェアによる攻撃など、問題が発生した際の危機対応力を向上させる方法があります。その他、取引先のISMS(情報セキュリティマネジメントシステム)の取得確認やセキュリティ契約の締結も有効です※。

※出典:一般社団法人情報マネジメントシステム認定センター「ISMS適合性評価制度」
 

対応策の検証と継続的なサプライチェーン全体の監視

対応策を実施した後は、その方法が適切であるかどうかを検証する必要があります。検証方法には、リスクが発生した場合をシミュレーションし、対応訓練を行う方法が挙げられます。

リスクによっては、事前に発生の予兆を把握することが可能です。発生したリスクがサプライチェーン全体に影響を与える事態を防ぐため、継続的な監視と予兆・異常の検知も重要な要素です。
 

サプライチェーンリスクマネジメントの導入に役立つソリューション

サプライチェーンリスクマネジメントの重要性が高まるなか、近年では多くのリスクマネジメントに役立つソリューションが提供されています。サプライチェーンのリスク評価を一元的に管理するサービスはその一例です。

例えば、SOMPOリスクマネジメント株式会社が国内の総代理店を務めるサプライチェーンリスク評価サービス「Panorays」は、サプライヤーの外部評価・内部評価・総合評価を通じて、サプライチェーン全体のセキュリティリスクを評価・管理します※1。

富士通株式会社の「Supply Chain Risk Visualization」サービスは、サプライヤーに関する情報の一元管理が可能なため、災害時の初動時間を大幅に短縮し、迅速な対応に役立つシステムです※2。

その他、サプライチェーンのデジタルツインを構築するサービスや、取引先の事業継続能力を評価・管理するサービスもあり、対策を講じたいリスクにあわせて複数の種類が存在します。

また、アウディジャパン株式会社は、2021年6月からサプライチェーンのモニタリングにAIを活用する対策を開始しました※3。サプライチェーンリスクを予測AIで可視化する研究もあり、サプライチェーンリスクマネジメントへのAI活用も進んでいます。

※1出典:SOMPOリスクマネジメント株式会社「サプライチェーンリスク評価サービス Panorays」
※2出典:富士通株式会社「有事の初動を迅速にサプライチェーンリスク可視化サービス」
※3出典:アウディジャパン株式会社「サプライチェーンのモニタリング:持続可能性を実現するために人工知能(AI)を活用」


情報収集するなら「SCM -サプライチェーン マネジメント-ワールド」

近年は企業のグローバル化が進み、サプライチェーン全体のリスクマネジメントの重要性が高まっています。

ただし、拡大・複雑化したサプライチェーンのリスクマネジメントには困難が伴う場合もあります。正確で効率的なリスクマネジメントを行うためにも、関連情報の収集が大切です。

持続可能な経営の関連情報が集まる「サステナブル経営WEEK(旧称:GX経営WEEK)」では、特別展示企画として「SCM -サプライチェーン マネジメント-ワールド」を開催します。展示される主なソリューション・サービスは以下のとおりです。

  • SCM最適化・戦略設計
  • ESG・サステナビリティ対応
  • レジリエンス強化(BCP・リスク管理)
  • サイバーセキュリティ対策
  • 金融・保険サービス
  • AI×SCMソリューション
  • 需要予測・生産/調達計画
  • 調達・購買DX
  • 在庫管理・物流最適化

従来、サプライチェーンマネジメントは製造業や物流業のイベントの一部として扱われることの多いテーマでしたが、本展示会はサプライチェーンマネジメントに特化して開催します。サプライチェーンリスクマネジメントについて、対策を検討したい方に適した展示会です。

また、ご出展いただく企業様も募集しています。ご出展いただくと来場者に直接説明できるため、具体的な商談を進めることも可能です。関連するソリューション・サービスをお持ちの方は、ぜひ出展をご検討ください。

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サプライチェーンリスクマネジメントを実施して持続可能な企業経営を

サプライチェーンの国際的な拡大に伴い、各国・地域でのリスク発生が多くの企業活動に影響を与えるようになりました。

サプライチェーンが抱える環境リスクや地政学リスク、企業情報の開示リスクなどに備え、持続可能な企業経営を進めるために、サプライチェーンリスクマネジメントの重要性が高まっています。

効率的なリスクマネジメントの実施に際し、新たな技術やソリューションの活用は有効な選択肢です。最新情報の収集には、ぜひSCM -サプライチェーン マネジメント-ワールドをご活用ください。

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※「SCM -サプライチェーン マネジメント-ワールド」は、「サステナブル経営WEEK(旧称:GX経営WEEK)」の構成展です。

【出展社・来場者募集中!】
持続可能なサプライチェーン構築のための特別展示企画
「SCM -サプライチェーン マネジメント-ワールド」

▶監修:近藤 元博(こんどう もとひろ)

肩書:愛知工業大学 総合技術研究所 教授

プロフィール:1987年トヨタ自動車に入社。分散型エネルギーシステム、高効率エネルギーシステムの開発、導入を推進。「リサイクル技術開発本多賞」「化学工学会技術賞」「市村地球環境産業賞」他 資源循環、エネルギーシステムに関する表彰受賞。

その後、経営企画、事業企画等に従事し、技術経営、サプライチェーンマネージメント及び事業継続マネジメント等を推進。

2020年から現職。産学連携、地域連携を通じて環境経営支援、資源エネルギー技術開発等など社会実証に取組中。経済産業省総合資源エネルギー調査会 資源・燃料分科会 脱炭素燃料政策小委員会 内閣府国土強靭化推進会議 委員他


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